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人生観を変えてくれる仕事に出会った。

よく「なぜカナダに来たの?」、「ガイドになったのはどうして?」と聞かれることがありますが、単純に自然が好きで、海外での生活に興味があった、それだけなんです。ただ、ひとつだけ、自分の納得できる人生を送ろう、というのはありました。昔から自然は大好きでしたし、ただ単に遊びに行くフィールドとしてではなく、その自然の中で生活することに憧れていました。

カナダに来て、始めは観光のガイドからスタートしましたが、徐々により自然の中に入り込む仕事に憧れるようになりました。その後、マウンテン・スキル・セメスターという登山技術を学ぶ学校に通い、資格などを取り、より自然の懐奥深くに入れるハイキング・ガイドになったのも、自分の中では必然的なことでした。ただ、実際にガイドになってみると、その仕事は底なし沼のように奥深いもので、自分の人生観まで変えてしまうほど、インパクトが強いものでした。ヤムナスカでガイドとして6年が経ちましたが、はじめは漠然とした魅力でしかなかったものが、今後、どのようなテーマを持ってガイディングをすべきか、また自分がどのように人生を歩んでいけばいいのか、明確に見えてきたのは大きな収穫ですね。

ガイディングは永遠のテーマです。

ガイドという仕事は、その場所を案内するだけではなく、何か重要な事柄を伝えるメッセンジャー的な役割が本業だと思っています。それは、自然や文化、生活の違いなど、世の中にはこのような世界があるのか!と発見と驚き、感動を伝え、考えるきっかけを作ること。もちろん最も大切なことは、純粋に大自然に感動し、何も考えずにそれを受け入れることですが、一方で、それを違う視点で見てみると、そこには大切なメッセージがたくさん込められていることに気づくでしょう。

突き詰めても次々と新しいもの見えてきて、ガイディングにゴールはありません。永遠のテーマですね。それと同時に、カナダを見ることによって日本を再発見するきっかけになってもらえたらと常に考えています。日本の自然の豊かさ、文化や歴史の奥深さなどは、カナダに劣ることがない日本の魅力そのものです。日本で生活していると霞んでしまいがちな「いいところ」がたくさん見えてくるのも海外生活をしていて楽しいことのひとつです。カナダの素晴らしさを伝えると同時に、日本の魅力を再認識する機会を設けることも、海外に住む我々がすべき役割なのかもしれませんね。

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プロフィール
小泉優 プロフィール

小泉 優(コイズミ ユウ)

1976年1月5日生れ 辰年
宮城県出身
所有するガイド資格
  • ACMG
  • RMAM
  • IGA
  • CAA

2004年からカナダに渡り、バンフでツアーガイドとして働きましたが、ハイキングガイドを夢見て登山学校へ入学。2008年にはハイキングガイドの資格を取り、本格的にヤムナスカの一員として一歩を踏み出しました。また、同年から支店があるユーコン準州のホワイトホースに移り住み、ツアーの企画、手配、ガイドまでこなすオフィスメンバーとして現在に至ります。夏はカナディアンロッキーでハイキングガイドとして、秋と冬はユーコンでハイキングやオーロラなどのネイチャーガイドとして働いています。

 

私は、自然の多い仙台で育ったこともあり、子供の頃から山や海に遊びに出かける機会は非常に多くありました。本格的な登山などは20歳を過ぎてからの経験ですが、それまではよく野山に出かけ、山菜狩りやきのこ狩り、海釣りや渓流釣りなど、「自然に密着した生活」のような幼少期を過ごしました。そのときの経験が今、カナダにいるきっかけになっているのは間違いないですね。

 

現在は季節を問わず、ハイキングやキャンプ、マウンテンバイク、クロスカントリースキーなどを楽しんでいます。かつて南米を2か月半ほど巡った時には、インカトレッキングやアコンカグア、パタゴニアでバックパッキングを楽しみましたが、大自然に感動したのはもちろんのこと、そこに暮らす人々や食文化などに新しい発見があり、とても刺激になったのを覚えています。最近は、単に山に行くというだけではなく、コアな自然に浸かりながら、そこに根付く文化を知ることに楽しみを覚えるようになりました。